DIGITALといふもの
Nikon D800E , AF-S Nikkor 85mm f/1.8G
昔、海外ラジオ放送を聞いて楽しむBCLと呼ばれる趣味があった。
そーっとダイヤルをまわし、バックラッシュに悩まされながらもなんとか目的の周波数に合うと、ラジオの声や音楽が聞こえて来て、それはもう感動したものである。
そうするうちに、だんだんラジオも性能が良くなって来て、直読ダイヤルと呼ばれるバーニヤ目盛りを使ったダイヤルを持つ高性能なラジオが出て来て、少年達はそれに憧れたものである。
しかし、さらにラジオが進化して、とうとう周波数がデジタル表示されるようになったとき、今までの興奮は何だったのかわからなくなってしまうほど、急激に熱が冷めていった。
カメラも、ちょっとアナログであったり、味があった方がいいと思える所以である。
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コメント
ナショナル クーガ2200でしたっけ?
ジャイロアンテナを回して、チューニング。
懐かしいな〜
投稿: marikichi10 | 2014/04/20 20:22
marikichi10 さん
そうそう、あれはSONYに対抗して5kHz直読ダイヤル搭載でしたね。
クリーム色のダイヤルがかっこよかった。
ダイヤルってやっぱり魅力ありますよね。
投稿: Danjun | 2014/04/21 00:47
未だに似たようなことやってます(ハムです)。
趣味の世界はアナログが良いね。
時々ですが、電離層の向うから微かにフワフワとした信号を追いかけています。南極の昭和基地と交信できたときは大興奮でした。
投稿: G | 2014/04/21 08:19
Gさん
そーだね。ハムは機器がデジタル化してもいろんな条件が重ならないと受信出来ないから、ある種アナログ的な感覚が残ってるね。
夢のある、いい趣味だと思います。
投稿: Danjun | 2014/04/22 08:01