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2011/10/31

R0014166
RICOH GXR + GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO


確かに、限定の白を予約していた。
迷いが無かったか?と言われれば、多少はあった。しかし、白を買うことは限定品を手に入れることであり、それは赤いGRDに憧れて以来の夢みたいなものだったから、今回は発売したてで多少(いや、多少でもないか...)高くついても今の時期に買っておかなければならないと思っていた。

予約はネットであったけれど、メールを入れると実店舗での受け取りが可能だ。
今回も実店舗の受け取りにしたのは、下取りをアレやコレやと引き合いに出して資金を工面しなければならなかったのがネット経由だと面倒だからだった。

予約を入れたお店に出向いて、予約してあった白の箱が自分の為に用意されているのを確認した。
その後、下取り品の査定の為に別の階に行って品物を預け、45分くらいかかるというのでその店を後にした。


近くには超有名大型カメラ店が立ち並んでいる。
ちょっと寄り込むと、GRD IVの白いヤツが手に取れるように展示されていた。
さすがは超大型店である。そそくさとそいつを手に取り、シャッターに指を添えた。と、その瞬間、大きくグラグラと音をたてて何かが崩れた。

「指が、シャッターに張り付く... 」

戸惑った。有り得ない感覚だった。よく見ると、シャッターボタンが白い塗装で覆われている為に、滑りが悪くなっているのが分かった。

シャッターというのは、写真を撮るものにとって大変繊細な部分である。そこを押すことによってすべてが始まり、すべてが終わるのだ。その、カメラと人間を繋ぐいちばん大切なインターフェースの部分に違和感がある...コレは大変なことだ。

「いや、でもじきに慣れるさ...」

心に言い聞かせるも、買った後に後悔してしまったときの事を考えてしまう。
何度も手に取って考えた。すると今度は、液晶ディスプレイの額の部分が白いことが気になってきてしまう。

なんで絵の額まで白いのだ?
横にあったNikon 1の白を手に取ってみると、ソイツはきちんと背面が黒くなっていた。

「... 」

周囲が自分を中心にグルグルと回転しているように思えた。

何かにすがるように横に並んで展示されていたGRD IVの黒を手に取ってみる。
すると、いつもと同じ感覚のそれに安心感のような物を感じた。
そして、手のひらに包まれたそれは、道具としての輝きを放っていた。


再び予約してあった店舗に戻ったとき、僕は店員さんにこう話していた。

「あの、やっぱり黒いのに換えたいんですけど出来ますか?」

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コメント

やはり、実機を触れてみて正解でしたね(^-^)/

投稿: ayako | 2011/11/01 20:52

ayakoさん
はい、全く後悔ありません。黒が選べてよかかったです。
通販だったら今頃悩んでいたかも。(笑)

投稿: Danjun | 2011/11/02 00:47

写りは同じ。
ならばステータスよりも持ちよく使えるものを。
それこそが道具の道具としての使命です。
ギリギリの判断かとおもいますがよかったですね!!

投稿: ノースマン | 2011/11/05 12:40

ノースマンさん
どもです!
カメラは趣味のモノの代表格みたいな感じですけど、やっぱり道具なんですねぇ。
今回すごくそれを実感しました。
と、同時に、じぶんもただのカメラコレクターじゃないんだなって安心しました。(笑)

投稿: Danjun | 2011/11/06 01:00

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