« C4 Picasso more... | トップページ | 7月13日(月) »

2009/07/12

6速EGS

R0022317


C4 Picassoのトランスミッションは、トルコンの4速ATか機械式の6速EGSのどちらかを選択するようになっています。日本仕様の常?として、3ペダルのマニュアルミッションは選ぶことが出来ません。
4速ATと6速EGS、どちらを選んでも値段は同じ。ただ、EGSの方がギアが細かな分、ちょっとだけ最高出力が高く、燃費もちょっとだけいいのです。



では、どうして4速ATを選ぶことが出来るようになっているかと言うと、6速EGSにはちょっと癖があるからのようです。

その癖とは、変速時のショックが大きいと言われていますが、つまり変速がヘタクソなのです。VWとかBMWの最新型では、ツインクラッチという機構を使って非常に上手に変速をこなす(らしい)のですが、残念ながらC4 Picassoにはそういうものが付いていません。

で、実際にどうよ?っていいますと、本当にスゲーヘタクソであります。(笑)
が、クラッチを繋ぐのがヘタでギクシャクするのではありません。どちらかと言えば、ショックが少ないように慎重に変速するが故、変速に時間がかかってしまい、空走時間が長いことがドライバーへの違和感として現れます。
どんな感じかと言いますと、ガス欠でアクセルを踏んでも前に出ない感じとか、プラグがかぶってアクセルを踏んでも前に出ない感じ、でありまして、その瞬間、進まないもどかしさをドライバーは感じてしまいます。
で、車のそういう様子を分かってやれない人が運転すると、空走時にアクセルを無駄に踏み込んでしまって、変速が終わった瞬間にビュンっと前に出てしまうとか、そういったことがあるようです。

このような癖は自分も試乗してすぐに感じとったことなのですが、幸い、マニュアルでの変速もパドルによって行うことが出来るので、ふいに前に進まない感覚は避けることができると思い、燃費が良いEGSを選びました。
ハンドルの後方にあるセレクトレバーをマニュアル変速のMレンジにしてもいいのですが、実は自動変速であるAレンジに入れていても、シフトアップはパドルによってドライバーのタイミングで行うことが出来ます。シフトダウンは結構上手に行ってくれるので、この運転の仕方がドライバーとして一番快適なのではないでしょうか。

が、それでも落とし穴は残っていました。
実は車がまだ次のギアに入れるべきではないと判断すると、幾らパドルを操作してもギアは変わってくれません。そうなると、またドライバーはもどかしい思いをしてしまいます。ワタシなんか、早め早めに高いギアにしてしまう方なので、実際、そういう思いをしてしまいました。

まぁ、あとはドライバーがこの車の癖を学んで行けばそういったもどかしさも少なくなってくるのでしょうか。それと、この車のほうもある程度走ると学習をしてくれるようですので、双方の気持ちがだんだんと一つのポイントに集まることによって、より快適なドライブが出来るようになるのでしょう。

その日がいつごろやってくるのかまだ分かりませんが、なんだかそれも一つの楽しみとでも言いましょうか、コイツとはふしぎなつき合い方になりそうです。

|

« C4 Picasso more... | トップページ | 7月13日(月) »

コメント

要するに・・・
長い物に巻かれろ
二と王物は一兎を得ず
郷に入っては郷に従え
百聞は一見にしかず
切磋琢磨
・・・なのですね。

投稿: 番長 | 2009/07/13 04:33

番長さん
まぁ、そんなところです。
> 二と王物は一兎を得ず
それはちょっと違うかな。(笑)

投稿: Danjun | 2009/07/13 22:08

なるほどねぇ。あちゃらのATはシフトダウンは早めですね。プジョーのATもそう。
国産のCVT+トルコンはパドルの場合、低速だとパドル使ってもそんなに上のギアまでいきません。でもホンダ車でも1速から走り始めても、パドルですぐカチャカチャで3速くらいまでは入ります。
そういえばルノーのPSAのATの学習機能もかなり不思議でした。旧セニックあたりはエンジン回さないと上のギアにいってくれないです。

投稿: えいちゃんKA | 2009/07/14 00:05

えいちゃんKAさん
なんつーかですねぇ、変速自体は瞬間で行うけど、クラッチを繋ぐのをためらってるみたいですね、コイツは。(^^;
壊れないように自身でいたわってるんでしょうか。(笑)

投稿: Danjun | 2009/07/15 00:10

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 6速EGS:

« C4 Picasso more... | トップページ | 7月13日(月) »