« 第7回 狩野川100kmサイクリング! その3 | トップページ | ドラムサドルバックと自作サポーター »

2006/10/07

第7回 狩野川100kmサイクリング! 最終章

R0010959


晴れのはずの天気がしっかり雨、挙げ句の果てにイベントでの初パンクと運命のいたずらは続く...。
この後怒濤の追い上げがあるのか!?
期待と不安と汗だか雨だか鼻水だかと涙の最終章!!

パンク修理が大変だったと言うより、空気を規定の最低圧まで入れるのが大変だったアクシデントでしたが、そこは何とか乗り切って戦線に復帰!
どうも本当に後ろには誰もいないような雰囲気です。

単独だと道を間違えたりやしないか不安にもなるのですが、一応去年も走っているので、そこんとこは経験で乗り切りなんとか前の集団に追いつこうと、必死でペダルを漕ぎました。

パンクした事自体が想定外ではありましたが、こうやって加速する事自体が大幅に想定外です。もっとまったり走るはずだったのになぁ。

長伏スポーツ公園のチェックポイントに着いても、チェックポイントのスタンプだけ押してもらったらすぐ出発、すぐ加速...そんな走りをしていたおかげか、やっと数名のサイクリストに追いつくようになって来ました。

mayさんやnisinさんたちはまだ先か...?
それよりもっと早く午後を出発したジモティーメンバーのきよぴーさんや虹色の自転車に乗る自称スーパーダウンヒラーのたかさんなんか、もう折り返し地点を過ぎてしまったかもなぁ。

この頃になってくると、もう折り返して来た人が多数すれ違うようになって来ていました。
時間的なロスを目の当たりにすると、さっきまでの楽しいテンションは何処へやら。マラソン選手のような心境でひたすら先を見つめながら走るワタシ。
と、道の歩道脇になにやら見た様な服装の人を発見!
なんとGaapのSさんでした。どうやらSさんもトラブルの様子。

「どうしたの?パンク?」
と聞くと、
「何だかガラスのかけらみたいなの踏んじゃったみたいっす!」
との答え。

あらららら、可愛そうに。でも手慣れた手つきで「もうすぐ終わりそうだから大丈夫」だというので、彼を残して先を急ぐことにしたのでした。なんだか、空と同じように暗雲が立ちこめている気がします。


一般道の歩道をひた走り、再び川沿いに出るといよいよ折り返し地点の沼津の海岸沿いに近くなってきます。
だいぶ疲れも出てきてはいるのですが、もうすこしだ、頑張れー!もう少しで折り返して来る仲間に会えるぞ〜!!

沼津港の脇を抜けると、チームジモティーのきよぴーさんが向こうから走って来ました。
「おーい!パンクしちゃったよ〜!!」
なんて声をかけてすれ違います。
よーし、もうひと頑張り!

そして、いよいよ海岸沿いの道に入って来ました。これからすぐに次のチェックポイント、そしてそこから2km程度で折り返しの地点になります。

この道は海岸の堤防沿いということもあり、人通りも多いので注意深くゆっくり走っていると、一人の犬を連れたおじさんが話しかけて来ました。

「今日は何があるんだい?」
 「100kmサイクリング大会です。」
「おーそーか、で、どの辺から走ってんだ?」

と聞かれた瞬間、なにか後輪にイヤな感触が走りました。
「えっと、修善寺の方に行ったり、天城、じゃなかった、大仁とか...」

もう、後輪の感触が気になってしどろもどろの受け答えになってしまいます。
やっと納得して貰えたところで、自転車を降りて後輪の空気圧を指先でチェックすると...

orz...   orz...   orz...     o..rz

なんと、再びパンクしているではありませんか。

『もーっ、だめだぁ〜っ!!』

叫びたい気持ちでいっぱいになって、自転車を引きながらふと前を見上げると、その先で大きく手を振っている人が見えます。

nisinさんでした。

「さっきパンクして遅れちゃって、直してここまで来たらまたパンクしちゃったよー!」
「もうチューブもないし、今日はここでもう終わったよー」

と、話すと、nisinさんは何やら携帯を取り出して近くの知り合いの自転車屋さんに電話してくれると言います。
ちょっとぐらい余計にお金を出してもいいなら、チューブを持って来てもらおうと...。

あぁ、なんと言う。。。
『持つべきものは良い友達』とはこういうことを言うのですよ、皆さん!
ひとしきり感動すると、電話が終わりました。

「20インチのチューブはHEなら在庫してるけど、WOは無いってさ。」

ありゃリャー。
再び暗雲です。

GaapのSさんもやっと追いついて様子を見つめてくれます。
と、その時レインボーカラーのたかさんが折り返して来ました。
こっちが自転車を囲んであーでもないこーでもないと言っていると、おいおい、そのまま行っちゃいそうになるじゃありませんか。
慌てて大声で呼び止めて、もしかしたらここで終わりになるかもしれないから、いざとなったら車でピックアップしてほしいと伝えます。事情がわかったたかさんは快く了解してくれました。

さて、たかさんを行かせた後でふと思い出しました。
パナレーサーのタイヤレバーには、確かパッチが同梱されていたはず。
急いでタイヤレバーの袋の中をさがしてみると...ありました。パッチが。
これでまた直せるかもしれません。

ここで、mayさんには距離を稼いでもらう為、先に行ってもらうことにしました。

さー、再びタイヤを外しパンクの場所を探ります。タイヤ側の傷は、さっきのGPSをふんずけた時のものくらいしか見つかりません。チューブを外し、ポンプで裸のチューブに空気を入れると、一見パンクしているような感じは無いのですが、よーく見ながら肌への感触で探し当てると、やはり先ほどの場所と同じ場所がパンクしているようでした。

あれー、そう言えばさっきはGPSを踏んでのパンクだとばかり思っていたから、タイヤの中のチャックはしたものの、タイヤに開いた穴に付いてはあまりちゃんとチェックしていませんでした。

ポケロケに付けているシュワルベのステルビオは、タイヤの真ん中のところがパンクしにくいように凄く厚い作りになっています。同じところが2度パンクしているとなると、タイヤの中に何か残っている可能性が非常に高いと思われます。

むむむっとおもって穴の中をほじくって見るとー...
ありましたっ!キラキラと輝く2mm程度の三角のガラス片が、厚いタイヤに埋もれていたのです。

なんとも、しっかり原因を追及しなかったさっきのパンク修理が恥ずかしく思えて来きました。
こーゆー、タイヤのチェックというのはパンク修理の基本中の基本です。それを原因の思い込みで怠ってしまうとは、情けないったらありません。穴があったら入りたいとはこのことです。

穴が見つかったところで、パッチを張り込みます。この手の新しい『貼るだけパッチ』を使うのは、正直初めて。
自分はゴムのりで貼付ける昔ながらのパッチ修理しかしたことが無かったんですが、いやいや、ヤスリで面を作って貼り込んでやるだけで、簡単に直っちゃうんですね。
時代は変わったもんだ。うんうん。

そーゆーことで、みんなのおかげでまた走り出すことが出来そうです。おっと、まだ空気が入ってませんでした。
でも空気を入れるパワーがあまり残っていません。何しろさっきパンクしたときの影響で、背中が張るほどになってしまってるんです。


R0010957


そうみんなに告げると、何時ぞやからか折り返して来て様子を伺っていた地元メンバーのZRXさんとnisinさんが代わりばんこにポンピングを手伝ってくれました。

もー、嬉しいったらありゃしません。
「うぅ、アリガトーよー、みんなっ!」

その後、何となく目処が立って来たところでみんなには先に出発してもらいました。なにしろ、制限時間だってあるので、あまり付き合わせてゴールできなくなったりしたら、それこそ申し訳がたちませんから。

あたりを片付けて出発すると、数名の人達が同時に自転車を走らせ始めました。
そのまま気にせず折り返し地点まで行き、スタンプをもらうと、後ろの人達が叫びました。

「これで最後ですっ!撤収して下さい!!」

なんと、そうこうしている内に自分はホントにホントのアンカーになってしまっていて、係のひとたちが 自分の修理状況を暖かく見守ってくれていたのです。

係の人にお礼を言って、出発します。
目指すは、ゴール!100km完走です!


もうちょっとも余計なパワーが出なくなった足で、それでも軽めのギアを選び、ケイデンスを上げて走ると、やがてnisinさんとSさんに追いつくことが出来ました。
また一緒に走ることが出来ます。嬉しいです。


しばらく3人での走行が続きました。自分の地元の仲間にはもう追いつくことは無いでしょう。でも、もしかしたらmayさんには追いつけるかもしれません。
そう言う思いが、いつの間にか心の中で期待と言うか、目標として芽生えていました。
ケイデンスが常に80〜85くらいになるように、淡々と漕いで行きます。

再び雨脚も強くなって来て、さっきパンク修理の荷物を片付ける際に、しまうのが面倒になってしまって着込んでしまったカッパが、役に立つようになって来ました。

そして、残り20kmを切る頃でしょうか?あんまりハッキリ覚えていませんが、ついに単独で走るmayさんを捉えることが出来ました!

追いついて話を聞いてみれば、mayさんは単独ゴールに向け、何とか追いつかれまいとひた走っていたそうで、鬼ごっこ気分だったとか。(笑)
ということは、私たち3人の勝ちってことで良いんでしょーかね。


ということで、残りの距離を淡々とこなし、とうとうゴールとあい成ったのでした。\(^^)/

本当に、こんなに嬉しいゴールってなかなか無いと思います。
みんなに助けられて、一時は諦めかけたのに、成し遂げることが出来たゴールは、何にも換えられない価値がありました。


ところで、ゴールした会場ですが、凄く閑散としていて寂しいかぎり。
いくら自分らがほぼ最終走者であるとしても、この寂しさはなんだ?とおもっていると、どうやら途中棄権者が続出していたようでした。
昼でもう走るのをやめてしまった人も多数。雨なので浮いたゴミを拾ってのパンクも非常に多かったそうで、それにより棄権してしまった人もいたようです。

でも、自分らの仲間はみーんな完走。
満足ですねぇ。嬉しいですねぇ。


R0010960


R0010958


ゴールの証明を貰い、くじ引きで外れを引き、出発時のニコニコ顔の写真を買ったりして会場を後にします。
駐車場まで数百メートルの道のり。
途中、堤防のトイレに寄り込んで、ボトルに水を汲んで自転車を洗い流します。自転車はもうドロドロ。100kmの労をねぎらって念入りに水を掛け、いざ、駐車場に向かって出発しようとすると...

ズリっ、ズリリリりっ...


なんとまぁ、3度目のパンク。
さっきまで全然大丈夫だったのに、水を掛けている間に急速に空気が抜けたみたい。
やー、これが後30分早く来ていたらと思うと、助かったぁ〜という気持ちでいっぱいになりました。


さて、そーゆー訳で、4回に分けて書いて来た狩野川100kmサイクリングの話もこれでおしまい。

最後に、nisinさん、mayさん、本当にお世話になりました。そのご親切はきっと、何かの時にお返し致します。
だから、また一緒に走りに行きましょう!
Sさんも楽しかったです。またGaapをクールな改造でカッコ良くしちゃって下さい。
それから地元メンバーのみんな。一人も脱落せず、よく頑張りました。

そーゆー訳で、ほんとにみんなありがとう、さいならぁ〜っ xx (^^)/

|

« 第7回 狩野川100kmサイクリング! その3 | トップページ | ドラムサドルバックと自作サポーター »

コメント

いやぁ、感動したっす。ドラマだね。
折り返してからすれ違った際、パンクしたと聞いたけど
なんだよパンクしてこの速さかよーと思って、やばいペース上げなきゃ、浜名湖の再来、迷惑をかけちゃう。ということで頑張ったのですが、、、。
大変だったね。でもこれで次のイベントの時はこんな事は起こらないでしょう。おつかれさんでした。

投稿: きよぴー | 2006/10/07 07:23

わー無事ゴールおめでとうございます。Danjunさんの速さなら、問題ないと思っていましたが、雨は危険がいっぱいですね。でも良い経験ですね。

投稿: ayako | 2006/10/07 10:27

う~ん大変だったみたいですね。
でも後になってみればいい思い出。
何より完走おめでとうございます!

投稿: Ez | 2006/10/07 13:01

雨&パンク、さらにしんがりなんて絶対に遠慮したい場面ですが、お疲れさまでした~。
ん~、こういうイベントに参加してみたくなってきました。

投稿: p-nuts | 2006/10/07 22:10

きよぴーさん
ども、カンドーして頂きましてありがとザンす。
> やばいペース上げなきゃ
そーだったの?
そりゃ失敗したなぁ。ゴール遅くなってごめんね。

ayakoさん
> Danjunさんの速さ
ワタシってそんなに速いっすか?
あんまり自覚無いです。飛ばし屋さんなのかな?でも絶対速度は速くないので、競技などではちゃんとビリから数えた方が速くなります。(笑)
しかし、ホントに良い経験になりました。
今度雨の日にパンクしたら、何処かの軒下を借りて、きちんと洗車してからやります。

Ezさん
> 完走おめでとう
ありがとうございます。
今回ほど完走できて嬉しいと思ったことは無いかもしれません。
このイベントは、もう自分にとって欠かせないものとなりそうです。

p-nutsさん
> こういうイベントに参加してみたくなって
ぜひぜひ、ご一緒しましょう!
イベントって自分だけで走るのとは違った良さが沢山ありますよ。
自分みたいに、良い出会いも多いしね。(^^)/

投稿: Danjun | 2006/10/07 22:20

GAAPのSですこんにちは。
四回にわたる巨編に感動したっ!
サイクリストの優しさは素敵ですねー。私も実は空気入れてるとき見知らぬ参加者の方にCO2ボンベの余りを貰ってたりします。
あのときの方アリガトーって感じです。
自分も助ける側に回るつもりで次回とか考えなきゃなーと決断しました。
というか一日中前を引いて貰ってホントにありがとうございました。

投稿: S@GAAP | 2006/10/07 22:42

S@GAAPさん
こんにちは、こないだはお疲れさまでした。
> 見知らぬ参加者の方にCO2ボンベの余りを貰って
おー、そうだったんですかぁ。それは良かったですねぇ。
それにしても、修理は完璧だったようですね。さすがです。
また来年も一緒に(今度はもっとまったりと 笑)走りましょう!
もちろん、青空の下でね。(^^)

投稿: Danjun | 2006/10/08 09:51

狩野川お疲れ様でした!
一時はどうなるかと思いましたが(嘘:笑)、本当に楽しい1日でした。一緒に走れて良かったです!(嘘:追いつかれたのが悔しい)
来月の九州の前に、また一度ご一緒したいと、nisinが申しておりました。

そうそう、後で写真を送ります。そして、ご存知の通り私カメラを大事にしまっておいたので、こちらの写真をいくつか借用しちゃいますがよろしいかしらん?

投稿: may | 2006/10/10 20:02

mayさん
本当にお疲れさまでした。
私なんか、ちょっと後遺症が残ってまして、今、肩から背中にかけて針が6本も入った状態になっています。(ナンデ肩やねん 笑)

写真の件ですが、どーぞご自由にお使いください。
mayさんの文が入れば、写真の見え方も違ってくるってもんです。

それから御一緒の件、是非ぜひーと言いたいところですが、意外と予定が詰まっちゃっていまして、(七五三とか)上手く調整できるか分かりません。
さしあたって、近々の29日には、ayakoさんや、Frogblogの米田さんなど、数名のbloggerの方々が小田原遠征に来てくださる予定です。
走りは二の次のイベントですが、もしよろしければ是非御参加ください。
 

投稿: Danjun | 2006/10/11 08:01

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29514/12180223

この記事へのトラックバック一覧です: 第7回 狩野川100kmサイクリング! 最終章:

« 第7回 狩野川100kmサイクリング! その3 | トップページ | ドラムサドルバックと自作サポーター »